今年も残り50日を切りました・・・(-。-)y-゜゜゜

本当にこの時期になると、あっという間に一日が終わります。
年賀状の準備、暖房機器の準備、クリスマスの飾り・・・(^_^メ)そして忘年会の日程決め(エヘヘ・・)!
それに今年はいつまでも温かく急に冷えてきたから衣替えも大変です。
紅葉はいったいどうなってるんでしょうか??
先週末、宮崎県椎葉『椎葉平家祭り』に行ってきました。本来はこの時期は紅葉も一緒に楽しめるんですが、今年はほとんど、いや全くでした。
『鶴富屋敷』・・・椎葉の自然の残る山奥にひっそりとたたずむ、鶴富姫が住んでいた大きなお屋敷です。
それは・・・今から約800年前、壇ノ浦の戦いで敗れた平家一門の武士たち、追手を逃れて各地の懐深い山奥へ逃げたという話は有名ですよね。そう「平家の落人達」です。「道なき道を逃げ、平家の残党が着いたのが、この山深き椎葉村」・・・。しかし、この隠れ里も総大将頼朝に見つかり、那須与一に追討ちに向かう様に命令。しかし、与一が病のために、与一の代わりに弟、那須大八郎が追討ちに行く事に・・。
険しい道をやっとの事でたどり着き、隠れ住んでいた落人を発見。その時、大八郎が見たものは、かつての栄華もなくひっそりと農耕をしながら暮らす平家一門。この様子を哀れに思った大八郎は追討ちを断念。幕府には仇討を果たしたと報告。
本来は、鎌倉に帰るはずの大八郎は屋敷を構えこの地に留まり、農耕の法を教えたり彼らを助け協力して暮らしたそうです。そしてやがて「鶴富姫」と出会い・・・・ロマンスが・・・。
プチ歴史のレクチャーしちゃいましたが、800年も昔、椎葉の山奥でこんなロマンチックなストーリーがあったなんて、ちょっと感動ですよね!
この「お祭り」では鶴富姫や大八郎などの行列のパレード、強度芸能・椎葉神楽などが披露されて、自然に囲まれた椎葉の歴史を感じる秋の一日でした。

鶴富姫がいた「鶴富屋敷」↓

↓鶴富姫のパレード。美しいお嬢さん達が十二単を着てお姫様になりきり、鶴姫屋敷から出て、パレードへ。なぜか夫はカメラ片手にどんどん近くに行きパチパチと・・・(^_^)/

いつもは自然の中にひっそりとたたずむ鶴富姫のお屋敷ですが、この日ばかりは県外からの団体バスもたくさん来ていて、このロマンスにそれぞれ思いを馳せていた様です。何と言っても「ひえつき節」のなま歌が聞けて現代から800年前にタイムスリップした様な気持でした。これで山が紅葉してたら・・最高だったけど。